囲碁人口減少の構造を理解しよう②(棋戦スポンサー編)

前回のブログでは、囲碁人口減少の主要因は、1950、1960年代以降生まれた人が囲碁を打たなくなったから(参加しなくなった)と、統計から導きました。


ではなぜそのようなことが起きたのかということですが、そこを理解する前に、その問題にかかわる囲碁のプロ棋士(専門棋士)が対局するスポンサーについても理解をいただこうと思います。(※ちょっと関わっているテーマでもありますので)

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よく囲碁の人ってどうやってごはん食べているの?という疑問をうけますが、専門棋士、および運営団体に関しては、スポンサーが提供する資金から対局料やその運営費が捻出されることになります。

過去は政府(江戸時代の幕府)や財閥が支援をしていましたが、今はそういう時代ではなく、マスメディアのマーケティングの一環として位置づけをされていることとなります。

囲碁の棋戦の流れを分解したものが、下記。

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こうしてみると、囲碁棋戦というのは(例外はあるものの)基本的に新聞社の付随したビジネスになっていることがわかります。

新聞社は棋譜というコンテンツをスポンサー費を払って購入して、ある意味世に囲碁を広めてくれている役割を担っていることとなります。

ここの基本構造の理解重要です。

 

なんとなくみえている方も多いと思いますが、囲碁人口減少の結論は次回にお伝えします。
※もうすこしだけおつきあいください。

 

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